2022年に好きだったものの記録。 映画(見た順) スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム カモン カモン TITANE マイスモールランド セイントフランシス NOPE 秘密の森の、その向こう 四畳半タイムマシンブルース MONDAYS ケイコ 目を澄ませて 国外・国内5作…
2021年に好きだったものの記録。 映画 『マトリックス レザレクションズ』 『リスペクト』 『あのこは貴族』 『私をくいとめて』 『夏への扉』 『映画大好きポンポさん』 『まともじゃないのは君も一緒』 『羅小黒戦記』 『ヤクザと家族』 『ドライブ・マイ…
2020年に好きだったものの記録 音楽 火傷に雨/君島大空 Siva/BBHF Me & You Together Song/The 1975 何なんw/藤井風 The Steps/HAIM Easy Breezy/chelmico アザトカワイイ/日向坂46 The Age (feat. BASI, Dhira Bongs & Keishi Tanaka) /Gotch exile…
2019年の好きだったものを記録しておきます。 音楽 真夜中のダンス/BBHF Now I'm In It/HAIM 朝顔/折坂悠太 Hold You Now (feat. Danielle Haim)/Vampire Weekend 1950/King Princess 遠視のコントラルト/君島大空 remains/井戸健人 ドレミソラシド/…
正直、夏は苦手だ。なぜなら、夏は濃すぎるからだ。 生きていくだけで精根を削り取られるような思いにさせる、あの空気。むせ返るほど匂いと気配に満ちた空気。温度の高い空気は密度が小さく軽くなるはずなのに、僕の科学的知識は夏の息の前に倒れ伏すしかな…
電車に乗っている。 いつ乗ったのか確かではないけれど、もうずいぶん長い間乗っているような気がする。 どこかで見たことがあるような、だけど全然知らない電車は、どこかで見たことがあるような、だけど全然知らない街の中に、きれいな曲線を描いていく。 …
もうすぐ21になる。 ハタチになる年にこのブログを書き始めて、ハタチになるときにも記事を書いたりした。 ハタチになるのは人生においても一つの大きな区切りだし、何より「ハタチ」という言葉の持つ響きは幻想的で、幾分ファンタジーの世界に足を踏み入れ…
一人暮らしを始めて一年が経とうとしている。 僕より少し遅れて入居してきた隣の部屋の住民とは、いまだに面識がない。とはいえ、同じ大学の学生で、おそらく同じ学年、なんならあいつかなくらいの見当はついている。なぜそう思っているかは忘れてしまった。…
電車に乗って窓の外を見る。近くのものは速く、遠くのものはゆっくりと、後ろへ後ろへ流れていく。僕の瞳孔は必死に追いつこうと運動を繰り返す。けれどもやっぱり追いつきやしない。遠近に騙され裏切られ、休まることはない。 それでも僕は、流れる景色をど…
円城塔『道化師の蝶』を読んだ。 読んでしまった、と書いたほうがより正しいのかもしれない。 表題作「道化師の蝶」、そして「松ノ枝の記」の二本の短編が収録されており、「道化師の蝶」は第146回芥川賞を受賞している。 円城塔という名前は知っていたが読…
秋が来た。突然やって来た。 夜すげー涼しい。昼間も真夏の密度がどこかへ行ってしまった。 僕は夏が苦手なので秋の到来をとても喜んでいるけれども、あまりにも急に夏が去ってしまって、それはなんだか寂しい。あんなにしつこく体にまとわりついてきたじゃ…
僕の永久歯は4、5本足りない。抜けたとかではなく、そもそもない。これは完全に遺伝だ。例えば上の前歯のすぐ隣が両側ないから、前歯の隣に犬歯がきている。乳歯が抜けた隙間に寄ってきたのだ。おかげで歯を見せて笑うと吸血鬼のような鋭い印象を与えるこ…
「君は何がしたいの?」 これまでにも何度もなんども問われてきた言葉だ。他人からも、自分からも。そしてずっとうまく答えられずにいる。今も。 6月に京都のカルチャーを発信するウェブメディアであるアンテナのライターになった。文章を書くのが好きだっ…
この看板を見て欲しい。 犬や猫とは思えない、全てを悟ったかのような光を宿した目と、なんとも言えない口もと。角度。3色の配色と「ほんとにこのお店いまもやってる?」と思わせる色褪せ方。字体。 母の地元である新潟県のある地域でよく見かける看板なのだ…
どうやら梅雨が明けたようだ。明けましておめでとう。 家を出て、あれ?これ夏じゃない?と思ったらやっぱりそうで、梅雨明けの日の朝だった。 僕は梅雨が嫌いだから毎年頭を抱えながら早く前線が通り過ぎていくのを待っている。天然パーマの僕にとって、湿…
先日、友人と鎌倉へ行ってきた。元来出不精である私にとっては実に久しぶりの旅行で、紫陽花を見に行くというのが口実だった。 それに際して、私はインスタントカメラを持って行った。この国民総スマホカメラマン時代になぜインスタントカメラ?と思う方もお…
僕は高校二年生まで、自分が理系であることを疑わずにいた。それは、父親がそうだからだったし、数学はそんなに得意ではないけれど、理科は苦手ではなかったし、少なくとも嫌いではなかったからだった。だから進路を選ぶときも、工学部や理学部なんかを調べ…
昔からうちはずっとテレビがついている家だった。 誰が見てるわけでもなく、ただBGMとして、テレビから音と光が垂れ流れていた。 どうでもいいバラエティ番組とか、びっくりするほど長い健康食品の広告だったりもしたけれど、うちには大好きなものを繰り返し…
今日は完ぺきなまでにダメな日だった。 11時まで寝て、お風呂入って、朝ごはん食べて、洗濯して、昼ごはん食べて、そのあとは時間を溶かしていた。 学校にも行く気になれず、みんなサボってしまった。別に嫌な授業でもないし、行きたいのは行きたいけど、体…
おとといは誕生日だった。 前回の投稿で書いたように、今年の誕生日は映画館で、『イット・フォローズ』というホラー映画を見ながら迎えた。 『イット・フォローズ』、めちゃくちゃ怖くて、誕生日だというのに寿命が8年縮んだような気持ちになった。もう音と…
日付が変わって本日は5月27日。 もうどうやら2017年らしい。 2016年に比べて2017年って未来感が強い字面をしているな。 17が放つ素数感(実際2017は素数らしい)がファクターなのかしら。 奇数の持つ冷たく金属っぽい匂いかもしれない。私だけでしょうか。 …
最近夜眠れない。そのうえ朝起きるのも苦痛。 どうにかならんもんかと思うけれど、どうにもならないらしい。 電気を消した暗い天井や壁を見たり見なかったりしながら、どうにもならないことをぐるぐる考えたり考えてるふりをしたりする。 暑いのが悪い。足の…
僕は京都の大学に通っている。 今日は授業と授業との間の空いた時間に、自転車で三条の駅前にあるブックオフに行った。 最近なんだか物語に飢えていた僕は、古本をおもうさま買い漁ってあらゆる膿を蹴散らしてやろうと考えたのだった。 自転車を止めて、半時…
新学期が始まった。僕は大学二回生になった。 去年はなんだかなんにもしないまま時間が過ぎていく感覚だけが痛いほど鮮明で、自分はこんなんで大丈夫なのか?と落ち込んでいた時も多かった。 kakkoii-kakko.hatenablog.jp 自分がどんどん時間を無駄にして捨…
映画を見た。『淵に立つ』という作品。浅野忠信が主演になるのかな?エンドロールの最初の名前は浅野忠信だった。 ある家族のもとへ1人の男がやってきて、あらゆる物事が歪んで崩れていくお話。 全然ハッピーなお話ではなく、全てがスッキリする展開もない。…
僕は音楽が好きで、映画も小説も大好き。そして今まで数多くの作品に心を動かされてきた。だけど僕はその感情の高ぶりが、すべて涙という形になって表出しない質というか、心と涙腺の回線の通信速度が遅い仕様になっているみたいで、涙が出るかどうかは作品…
二日前、一人暮らしをするアパートに引っ越した。 荷物の運び入れ自体はすぐに終わって、部屋は割と短時間である程度形になった。 でもそこから足りないものを買い出しに行って整理したらもう夜も遅い時間になった。 でも頑張った甲斐あって、いい部屋、とい…
今年度の大学の授業も終了し、家でのんびりする日々を過ごしている。とは言っても少しずつ来週の引越しに向けて準備もしている。準備というより妄想だけど。妄想しながらゴロゴロしてる。 家にこもってのんびりしてると、こうしてエントリーもサボってしまう…
今日も授業があった。今日の先生はこの一年間フランス語の文法を教えてもらっていた先生だった。専門としてはフランス思想をやっている先生で、フーコーや、ジャン・ウリという精神科医の思想を引用しながら、多様性を阻害するものについて考える授業だった…
昨日は友人の家に泊まった。一日遅れの恵方巻きもどきを各々作って食べた。恵方も向かなければ黙りもできずに。A4コピー用紙に印刷した鬼とお多福と鈴木福のお面を各々付けてアー写を撮った。その後眠るも定期的に目が覚めてしまう。隣に眠る友人の不規則な…