九六フィートの高さから

それとなく落下 相対速度は限りなくゼロ

10代に振り返って手を振る

日付が変わって本日は5月27日。

もうどうやら2017年らしい。

2016年に比べて2017年って未来感が強い字面をしているな。

17が放つ素数感(実際2017は素数らしい)がファクターなのかしら。

奇数の持つ冷たく金属っぽい匂いかもしれない。私だけでしょうか。

普段は全く忘れているけれど、私たちは21世紀に生きるニンゲンなんだなーって。

21世紀という言葉はわりとSF感あるよね。

一応ギリギリ20世紀生まれなの、なんか嬉しい。私だけでしょうか。

 

SFの話をすると、昨日の夜、『メッセージ』というSF映画を見た。

めちゃくちゃおもしろいので見てください。

SFだからモチーフがぶっ飛んでたり、ビジュアルがぶっ飛んでたりはあるけれど、本当に描いているのは人間の心、みたいなSF映画が大好き。

インターステラー』とかね。

SFこそ実は情緒がすごいとは友人の言。これはほんとにこう。

 

 

いよいよもう一つ寝るとお正月になってしまった。

20歳になります。

実感が全くない。だって別にひとつ歳をとるだけだし。

17歳になった時は、自分が17歳になるなんて思ってなかった、と思ったけれど、20歳には、まあなるわな、まだなってなかったんかい、という感じ。ドライ。

 

みんなが20歳までにしなきゃいけないことのチェックリストなんてものがもしあったとしたら、自分はたぶん、半分くらいしかチェックを入れられないんじゃないか、と漠然と思う。具体的に何かが浮かぶわけではないけれど、なんかそう思っちゃう。

でもたぶんけっこう多くの人がそう思うんだろうな。

後悔しないように生きろ、みたいな言説があるけど、それは無理〜〜、絶対無理〜〜、無理だし別に望んでない〜〜、と思う。

おれはちゃんと後悔していきたい!

だって後悔しない人生なんて味気ないと思うし、後悔が全くないなんて心理はあんまり信用できないな。

死ぬ時は、めちゃくちゃ後悔しながら、そのできなかったことへの思いも含めて、ぜんぶ愛して死にたい。全部を愛して死にたい。

 

10代を振り返って、後悔ばっかりです。

10代の初め、小学校高学年から始まるけど、あのころはちゃんと好きな人がいたなあ。

たぶん向こうも自分のこと好きなんじゃないか?とかありがちな過剰めの自意識を持ちながら、告白したりしないまま終わったけど、いま思うと、あのときこそ「告白をする」チャンスだったな、と。

いままでいわゆる告白をしたことがない。実はけっこうかっこわるいと思ってる!くそう!

 

中学の間は、ダルダルな弱小卓球部で、ズルズルな活動をしたりサボったりしてた。

すごくたくさんの時間を持て余していたと思う。

もっとあのときに本を読んでいれば!と思う。

世の中にはもはや絶望的なほどの数の素晴らしい本があって、死ぬまでに読みきれないことは人類の古からの悩みだと思うけど、ほんと、あのときからもっと本を読んでいればな〜。

でもどう考えても中学の頃のおれはバカだったし、読んでいたとしても、ただ読んでいただけになってしまっていたかもしれないことを思うと、まあ、仕方ないか。

今からがんばります!

こころ、も、人間失格、も、潮騒、も、星の王子さま、も読んでるからまだなんとかなってるかな。

でもまだまだ読めてないいわゆる名作はいっぱいあって無駄に恥ずかしさを感じる!くそう!

 

高校時代のことはまだ近すぎて振り返って開陳するのは恥ずかしい。そこまで距離を取れていないと言うか、気持ちがまだあの頃に頼っているところがあるんだろうな。

 

20歳の自分に期待していることは、あらゆることに対して、自分のスタンスを定めていくこと。インプットをたくさんして、自分にとって最高なアウトプット方法を見つけていくこと。人と出会ったり関わったりすることに積極的になること。かな。

 

20代に向かう夜を、ぼくは映画館で過ごします。

オールナイト上映に参加します!

日付が変わる時にはホラー映画を見ているよ!なんでや!

楽しみです。

 

待ってろよ20代!もう行くぜ10代!元気で!グッド・バイ!