九六フィートの高さから

つれづれなるままに

バイトと配当

一月が終わってしまう。

その前にバイトのことを書いておかなければ。

 

大学生になって、10月になって、

やっとバイトをする決心をして、

11月から1月半ばまで、

某大手雑貨屋チェーンの文具売り場で働かせてもらった。

最初はレジ打ちだけ、途中からは手帳担当に配属された。

 

これが初めてのバイトだった。

バイトとしてどういう立ち振る舞いをしたらいいのか、

従業員としてお客さんの前にどういう顔をして立てばいいのか、

本当に分からなかった。

 

レジ打ちも最初は自分でも驚くほど緊張して、

上手く喋れないし上手くお釣りも渡せない。

敬語も想像以上に自然に口から出てこない。

しまいには「いかがなさいましょうか」なんて意味不明な、

それ誰に敬意の方向向いてんの?という言葉が口から飛び出る始末。

これはさすがに言った直後に自分でも笑った。

 

仕事はレジ打ちか、手帳の整理整頓と品出し。

あとはその時その時に頼まれたことをやる。

お客さんが出した手帳を綺麗に戻し、戻し、戻し、

見本だけになっている商品があれば在庫を出し、出し、出し、

お客さんのお問い合わせにアワアワしながら走り、走り、走り。

 

働きながら考えるのは、

こんな単純作業だけの仕事は辛いな、ということ。

バイトだからこそ簡単な単純作業しかできないわけで、

仕方ないというかバイトなんてそんなものだと思うけど、

もしこれが一生の仕事だったら、と思うと、

それはやだ!!とばかり思っていた。

 

でも、売り場に立ってお客さんに直に接する仕事を初めてして、

自分の対応にすぐに反応が返ってくることは勉強になった。

自分の対応次第でその反応は変わる。

下っ端だから分からないこともたくさんあるけど、

ちゃんと丁寧に対応すれば、優しく待ってくれるし、

単なるレジ打ちでも、知らない人とでも、今自分はこの人とコミュニケーションをとっているんだと感じる時があって、そういう時は嬉しい気持ちになる。

 

あとは途中で入ってきた同い年のバイトがめちゃくちゃフランクなやつで、

羊と人間のハーフみたいなコミュ力おばけだったけど、

そいつはこれまでにもコンビニとか回転寿司とかでバイトしてきたみたいで、

この店は先輩がちゃんと働いててびっくりした。

って言ってて、そうなのか!!とこちらが驚いた。

僕はこの店の環境しか知らなかったから、こういうものかと思っていたけれど、

かなり働きやすい環境だったようだ。

 

確かに、周りの先輩たちはみんないい人だし、

僕は単純作業ばかりでつまらなくないのかな?と思うけれど、

みんな割と活き活きとしていた。

 

二ヶ月働いて、つまらない、こんな仕事ずっとはできない、と思っていたけど、とても勉強になったし、十分に働けたかな、多少は役に立てたかな、と思えたし、何より世の中の働いている人たちを間近で見られたのはいい経験だった。

小売業は大変なお仕事だけど、やっぱりどうしても必要な役割だし、

人と人とのやりとりはこの世界の基本だなと思った。

 

お勤め人はすごい!

 

二ヶ月間頑張って稼いだお金で、僕は京都に下宿します。

もちろん親に出してもらうお金の方が多いけど、家具とか必要なものはできるだけ自分で出したいと思っている。

一人暮らしは、一つの挑戦で、どうなっちゃうんだろうという不安もあるし、自分と見つめ合わなきゃならない課題がどんどん山積してきていて、この一年は自分が大人になる上でとっても大事な一年になりそうな予感がすごい。

示唆に富んだ出来事が新年早々多くて参っちゃうね。

 

また新しいバイトも探さねば。

頑張ります。生きるぞ!